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もみじ [ま行]

モミジといえばイロハモミジが一番ポピュラーなものだが、このイロハモミジの「もみじ」は動詞「もみづ(紅葉づ/黄葉づ)」に由来し、葉が秋に色着くことを意味している。イロハモミジの別名のタカオカエデの「かえで」は「かえるで(蛙手)」が訛ったものであり、葉の形から付けられた名前である。イロハモミジはカエデ科カエデ属に属しており、分類上 は「かえで」が用いられている。環境省のリストでは、カエデ属には57種の記載があるが、モミジはわずか 7種しかなく、カエデは 31種となっている。ところがカエデ属以外を見てみると、モミジは18種、カエデはカエデドコロ1種のみと大逆転となる。しかしながらこの18種、これといって紅葉が美しいわけではなく、カエデのような掌状の葉を持っているのでモミジの名が付いたのである。「もみじ」も「かえで」も本来の字義が失われ、単に同一の植物グループ名を表わす用語となってしまうのだろうか。

<もみじの付く植物>
カエデ属:モミジハウチワ、イロハモミジ、オオモミジ、ヒロハモミジ、フカギレオオモミジ、ヤマモミジ、ナンブコハモミジ.その他:モミジカラマツ、オクモミジカラマツ、モミジバショウマ、モミジチャルメルソウ、モミジセンダイソウ、マルバノモミジイチゴ、ナガバモミジイチゴ、モミジイチゴ、ミヤマモミジイチゴ、モミジカラスウリ、モミジウリノキ、モミジチドメ、モミジハグマ、オクモミジハグマ、モミジガサ、モミジコウモリ、テバコモミジガサ、オオモミジガサ.

イロハモミジ20080222犬山2.jpg
イロハモミジ 2008.2.22 犬山市
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