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ひおうぎ [は行]

 ヒオウギアヤメはアヤメとよく似た紫色の花を着ける。秋篠宮紀子さまのお印がヒオウギアヤメとなった時、紫色の花なのに、なんで「緋扇」なのかと疑問に思った。恥ずかしながら、ヒオウギ、ヒメヒオウギスイセンの花が赤いので、「ひおうぎ」の「ひ」は緋色の「緋」と勝手に思い込んでいたのである。正しくは「檜扇」である。檜扇とは、宮中で用いられた木製の扇のことで、檜の薄い板で作られた。紙製の扇、扇子はこれから派生したものだという。ヒオウギの名の由来は、その葉の形にあったわけである。檜扇を名に抱く花には、アヤメ科のヒオウギとヒオウギアヤメの仲間、園芸植物のヒオウギスイセンがある。檜扇以外の扇には、シソ科のオウギカズラ1種があるが、この花はどこにも扇らしいところがない。なおマメ科のタイツリオウギなどの「おうぎ」は生薬の「黄耆」であり扇ではない。

<檜扇を抱く植物>
ヒオウギ、ヒオウギアヤメ、ナスヒオウギアヤメ、キリガミネヒオウギアヤメ、ヒオウギスイセン(園芸)、ヒメヒオウギスイセン(園芸)

ヒオウギ100806河川環境楽園.JPG
ヒオウギ 2010.8.6 各務原市河川環境楽園(植栽)
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