たま [た行]
「たま」という音を含む名前を持つ植物は50余種ある。その意の多くは「玉(珠、球)」であり、タマシダ(玉羊歯)の塊茎、タマアジサイ(玉紫陽花)の蕾など、植物体のどこかが丸い形を有していることが由来となっている。シラタマホシクサノの白玉、ミズタマソウの水玉など玉を含む熟語の例もあり、クスダマツメクサが薬玉なら1)、ネムロブシダマは附子玉つまり毒の玉である2)。モダマ(藻玉)は丸い種子が海藻とともに漂着するとかいう。
丸くない「タマ」としては、地名に由来するものがあり、タマノカンアオイの「多摩」、オクタマゼンマイの「奥多摩」は産地を示す。黄色い花を咲かせるタマガワホトトギスの「玉川」は、ヤマブキの名所として知られる京都府井出町の玉川のことで、玉川の名を借りて黄花の意味を表現しているという3)。モモタマナは「玉菜」でキャベツのような葉っぱから、そしてオガタマノキは「招霊の木」で神道の招霊(おぎたま)が転化したものだという。
1)「やく」の記事参照.2)「ぶし」の記事参照.3) 牧野植物図鑑より.
<どこかが丸いのでタマ>
【玉】ジュズダマ、オニジュズダマ、タマシダ、ヤンバルタマシダ、イヌタマシダ、アイイヌタマシダ、タマカラマツ、タマアジサイ、タマツナギ、タマミズキ、ヒロハタマミズキ、ウスゲタマブキ、タマブキ、ハマタマボウキ、タマボウキ、タマコウガイゼキショウ、タマイ、タマミゾイチゴツナギ、タマミクリ、ホソバタマミクリ、タマツリスゲ、ヒロハノオオタマツリスゲ、オオタマツリスゲ、タマガヤツリ、クロタマガヤツリ、【玉咲】タマザキツヅラフジ、タマザキゴウカン、タマザキヤマビワソウ、タマザキエビネ、【玉葉】タマバシロヨメナ、【白玉】シラタマノキ、オオシラタマカズラ、シラタマカズラ、シラタマホシクサ、オオシラタマホシ、【水玉】ミズタマソウ、ヒロハミズタマソウ、【薬玉】クスダマツメクサ、【附子玉】クサネムロブシダマ、【藻玉】モダマ、ムニンモダマ
<どこも丸くないのにタマ>
【多摩】オクタマツリスゲ、オクタマゼンマイ、オクタマシダ、オクタマハギ、【玉川】タマガワホトトギス、【玉菜】モモタマナ、テリハモモタマナ、【招霊】オガタマノキ、ホソバオガタマノキ、ヒロハオガタマノキ、タイワンオガタマ、オオバナオガタマノキ
ミズタマソウ 2012. 9. 1 赤目四十八滝
丸くない「タマ」としては、地名に由来するものがあり、タマノカンアオイの「多摩」、オクタマゼンマイの「奥多摩」は産地を示す。黄色い花を咲かせるタマガワホトトギスの「玉川」は、ヤマブキの名所として知られる京都府井出町の玉川のことで、玉川の名を借りて黄花の意味を表現しているという3)。モモタマナは「玉菜」でキャベツのような葉っぱから、そしてオガタマノキは「招霊の木」で神道の招霊(おぎたま)が転化したものだという。
1)「やく」の記事参照.2)「ぶし」の記事参照.3) 牧野植物図鑑より.
<どこかが丸いのでタマ>
【玉】ジュズダマ、オニジュズダマ、タマシダ、ヤンバルタマシダ、イヌタマシダ、アイイヌタマシダ、タマカラマツ、タマアジサイ、タマツナギ、タマミズキ、ヒロハタマミズキ、ウスゲタマブキ、タマブキ、ハマタマボウキ、タマボウキ、タマコウガイゼキショウ、タマイ、タマミゾイチゴツナギ、タマミクリ、ホソバタマミクリ、タマツリスゲ、ヒロハノオオタマツリスゲ、オオタマツリスゲ、タマガヤツリ、クロタマガヤツリ、【玉咲】タマザキツヅラフジ、タマザキゴウカン、タマザキヤマビワソウ、タマザキエビネ、【玉葉】タマバシロヨメナ、【白玉】シラタマノキ、オオシラタマカズラ、シラタマカズラ、シラタマホシクサ、オオシラタマホシ、【水玉】ミズタマソウ、ヒロハミズタマソウ、【薬玉】クスダマツメクサ、【附子玉】クサネムロブシダマ、【藻玉】モダマ、ムニンモダマ
<どこも丸くないのにタマ>
【多摩】オクタマツリスゲ、オクタマゼンマイ、オクタマシダ、オクタマハギ、【玉川】タマガワホトトギス、【玉菜】モモタマナ、テリハモモタマナ、【招霊】オガタマノキ、ホソバオガタマノキ、ヒロハオガタマノキ、タイワンオガタマ、オオバナオガタマノキ
ミズタマソウ 2012. 9. 1 赤目四十八滝