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まん [ま行]

 植物名で数え歌を作るなら。♪葉っぱが一枚ヒトツバ(一つ葉)さん、二枚の葉っぱのフタバラン(二葉蘭)、三はおいしいミツバ(三つ葉)だよ、ヨツバムグラ(四つ葉葎)は四枚葉、五でおしまいキタゴヨウ(北五葉)。というわけでこれ以上葉っぱを数えるのは無理。ここからは数字ならよしとして、六:ムツオレグサ(六つ折れ草)、七:ナナカマド(七竈)、八:ヤツデ(八つ手)、九:クリンソウ(九輪草)、十:ジュウモンジシダ(十文字羊歯)。あとは飛び飛びで、十二:ジュウニヒトエ(十二単)、九十九:ツクモグサ(九十九草)、百:ヒャクジツコウ(百日紅、サルスベリの別名)、一気に飛んで、千:センブリ(千振)、そして最大の数は万でこれ以上は見つからない。万が付く植物には、マンネンスギ(万年杉)、マンネングサ(万年草)、マンリョウ(万両)、マンサク(万作)の仲間がいる。またオモトを万年青と書く。いつも青々と元気とか、いつも豊作、お金がいっぱいとか、いずれも縁起のいい植物である。
<万がつく植物>
マンネンスギ/コモチマンネングサ、ナナツガママンネングサ、ハママンネングサ、マツノハマンネングサ、メノマンネングサ、ミヤママンネングサ、オノマンネングサ、マルバマンネングサ、メキシコマンネングサ、ナガサキマンネングサ、ウンゼンマンネングサ、オオメノマンネングサ、ツルマンネングサ、サツママンネングサ、ヤハズマンネングサ、タカネマンネングサ、コゴメマンネングサ、ツシママンネングサ、セトウチマンネングサ、ヒメマンネングサ/マンリョウ、トガリバマンリョウ、ツルマンリョウ/マンサク、アテツマンサク、オオバマンサク、マルバマンサク、ウラジロマルバマンサク、ニシキマンサク、アカバナマンサク、トキワマンサク、ベニバナトキワマンサク

マンネンスギ20190617桧塚奥峰.jpg
マンネンスギ 2019.6.17 三重県桧塚奥峰

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ねなし [な行]

 根無し草とは水面を漂う浮草のことで、転じて生活の拠り所が定まらない人をも指すようになった。ただし、植物のウキクサには立派な根があり、根の本数が種の見分けのポイントともなっている。この場合「根無し」は根を地中に降ろさないという意味である。
 植物名に「根無し」を持つものにネナシカズラ(根無し葛)の仲間がある。彼らには地中に降ろす根はない、正確には発芽直後しかなく、寄主にたどり着けなければ死ぬこととなる。たどり着ければ寄生根という特殊な根を寄主に降ろす。この場合「根無し」は寄生するという意味である。
<本当に根の無い植物>
ネナシカズラ、ハマネナシカズラ、クシロネナシカズラ、アメリカネナシカズラ
アメリカネナシカズラ20191112石川河川公園SS.jpg
アメリカネナシカズラ 2019.11.12  羽曳野市石川河川公園
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