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こうじゅ [か行]

  「こうじゅ」は生薬の「香薷」のこと。発汗・解熱、利尿などの作用がある。基原植物はシソ科の海州香薷(Elsholtzia splendens )で、全草を乾燥したものが生薬「香薷」である。日本ではナギナタコウジュ(Elsholtzia ciliate )やフトボナギナタコウジュ(Elsholtzia nipponica )が用いられる。海州香薷は中国名であり、この植物の日本での自生はないとされていたが、1992年に長野県で発見されニシキコウジュという和名が付けられた。
  シソ科には、これらナギナタコウジュ属(Elsholtzia )のほかにもコウジュが付く植物があり、ヤエヤマスズコウジュ、イヌコウジュ、スズコウジュ、ミゾコウジュがあげられる。これらをコウジュに似ているからと片づけるのは簡単だが、似ているかどうかは微妙だ。

<コウジュを名に持つ日本の植物>、
ナギナタコウジュ属:ナギナタコウジュ、フトボナギナタコウジュ、ニシキコウジュ(ニシキナギナタコウジュ)、カキドオシ属:ヤエヤマスズコウジュ、イヌコウジュ属:イヌコウジュ、スズコウジュ属:スズコウジュ、アキギリ属:ミゾコウジュ
ミゾコウジュ20060603可児川.JPG
ミゾコウジュ 2006.6.3 岐阜県可児市可児川

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