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ひな [は行]

  「ひな」は雛人形の「雛」、他の植物名の上に接頭語のように付けて、小さい、可愛いという意味を表す。ヒナギキョウ、ヒナスミレ、ヒナザクラなど40種ほどある。同じような用語としては、「ひめ(姫)」があり、ヒメハギ、ヒメウツギ、ヒメシャラなど300種を数える。個人的なイメージだが、お姫さまが遊ぶお雛さまのほうがより小さく感じる。
  単に小さいと意味したいなら、もちろん「こ(小)」があるが、「こ」が付く植物は200種ほどである。語呂の良し悪しもあるとは思うが、ストレートに小とはせず、姫や雛に比喩するのが和の感覚なのだと思う。そしてこの和の感覚、さらに鳥、虫へと広がり、小さな鳥といえば「すずめ(雀)」で、スズメノテッポウ、スズメノカタビラなど約30種。小さな虫といえば「のみ(蚤)」で、ノミノツヅリ、ネバリノミノツヅリ、ノミノフスマの3種。そして極めつけは「みじんこ(微塵粉)」、ミジンコウキクサ1種がある。

ヒナギキョウ110724平等院.jpg
ヒナギキョウ 2011.7.24 京都府宇治市平等院


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