SSブログ

あぶら [あ行]

  「あぶら」は油のこと。名前に油が付く植物には、アブラチャンの仲間、コシアブラ、アブラツツジの仲間、アブラギク(シマカンギク)の仲間、アブラススキの仲間、アブラシバ、アブラガヤの仲間があり、その意味は4つに分けられる。
  まずは、油や塗料が採れるということ。栽培植物のアブラナはその代表であるが、アブラチャンの果実の油が灯火用に使われた。中国から持ち込まれたというアブラギリは、その実から塗料とする桐油を採った。また、コシアブラは、その樹脂を加工して(漉して)、金漆(ごんぜつ)という塗料を作った。
  次は、油を塗ったような光沢があるということ。アブラツツジはその葉の裏に、アブラシバは全体に、光沢がある。
  3つめは、油臭いということ。アブラススキとアブラガヤはその穂が油臭いから。
  最後に、アブラギクは、その花を漬けた油を、薬として用いたからである。

<名前に油が付く植物>
/ アブラチャン、ホソバアブラチャン、ケアブラチャン / コシアブラ / アブラツツジ、コアブラツツジ / アブラギク(シマカンギク)、シロバナアブラギク、イヨアブラギク、オキノアブラギク / アブラススキ、カショウアブラススキ、ヒメアブラススキ、リュウキュウヒメアブラススキ、ヤノネアブラススキ、ダンチアブラススキ、ミヤマアブラススキ、オオアブラススキ / アブラシバ / イワキアブラガヤ、ツルアブラガヤ、ツクシアブラガヤ、クロアブラガヤ、オオアブラガヤ、アブラガヤ、ヒゲアブラガヤ、チュウゴクアブラガヤ / 、

アブラツツジ100504継尾山.JPG
アブラツツジ 2010.5.4 愛知県犬山市継尾山



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

にんじんそなれ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。