SSブログ

そなれ [さ行]

  国語辞典を引けば、「そなれ」とは、「潮風のために、木の枝や幹が地面にはうように生えていること。」とある。漢字では「磯馴れ」と書き、そのような形態の樹木を「磯馴れ木」という。いわゆる風衝樹形というものだ。ところが環境庁リストにある「ソナレ○○」という植物は、すべて草本である。植物和名用語としては磯に適応したと解釈した方がよさそうだ。木本に別名だが、ずばり「そなれ」と呼ばれるものがある。それはハイビャクシンである。ハイビャクシンは確かに地面をはうように生育するが、これは潮風による風衝樹形ではなく、内陸に移植しても立ち上がることはない。
<「そなれ」が付く植物>
ソナレアマチャヅル、ソナレセンブリ、ソナレムグラ、シマソナレムグラ、オオソナレムグラ、ソナレノギク、ソナレシバ。

ハイビャクシン060901草津s市水生植物公園.jpg
ハイビャクシン(別名ソナレ) 2006.9.1 滋賀県草津市水生植物公園(植栽)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

あぶらやぶ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。