かわら [か行]
多かれ少なかれ、植物はその生育する環境を指標していると考えてよい。言い換えれば、特定の植物は特定の環境と結びついている。そのわかりやすい例がこの「かわら(河原)」である。丸い石がゴロゴロとし、しばしば水をかぶるような石の河原に「カワラ・・・」という植物がいる。そこは増水のたびに土砂が堆積し、次第にいろんな植物が住めるようになるのだが、大きな洪水でまた石の河原に戻ってしまう。そんなダイナミック環境で生きているのが、「カワラ・・・」という植物たちである。一例をあげるならカワラナデシコ。ナデシコの仲間に関しては、このカワラナデシコが代表格で、単にナデシコ、あるいはヤマトナデシコといえばこの河原の住人を指す。このナデシコの仲間、海へ行けばハマナデシコ(フジナデシコ)、山へ行けばミヤマナデシコ(シナノナデシコ)、さらに高みに登ればタカネナデシコと、姿を変え、名を変え生きている。
<カワラを名に持つ植物>
ミヤマカワラハンノキ、カワラハンノキ、ケカワラハンノキ、エゾカワラナデシコ、ヒロハノカワラナデシコ、カワラナデシコ、カワラアカザ、カワラサイコ、ヒロハノカワラサイコ、タイワンカワラケツメイ、カワラケツメイ、カワラボウフウ、キバナカワラマツバ、カワラマツバ、エゾノカワラマツバ、チヨウセンカワラマツバ、カワラハハコ、カワラニンジン、カワラヨモギ、カワラノギク、ツルカワラニガナ、カワラニガナ、カワラスゲ、カワラスガナ
カワラナデシコ 2010.8.21 伊吹山
<カワラを名に持つ植物>
ミヤマカワラハンノキ、カワラハンノキ、ケカワラハンノキ、エゾカワラナデシコ、ヒロハノカワラナデシコ、カワラナデシコ、カワラアカザ、カワラサイコ、ヒロハノカワラサイコ、タイワンカワラケツメイ、カワラケツメイ、カワラボウフウ、キバナカワラマツバ、カワラマツバ、エゾノカワラマツバ、チヨウセンカワラマツバ、カワラハハコ、カワラニンジン、カワラヨモギ、カワラノギク、ツルカワラニガナ、カワラニガナ、カワラスゲ、カワラスガナ
カワラナデシコ 2010.8.21 伊吹山
2011-08-02 10:34
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