えび [あ行]
世界一海老(えび)好きといわれる日本人。当然植物名にも「えび」が付くわけである。まずはエビネ、その根の形が海老に似ている。次はエビモ、海老の棲むところに生えるともいうが、波打った葉の形が海老に似ている。そしてエビヅル。しかし、葉の裏の赤褐色の毛が海老の色に似ているからというのは間違いで、この「えび」は海老に由来するものではなく、逆に海老の由来となったものである。漢字をあてるなら「葡萄」で、「ぶどう」と書いて「えび」と読ませる。「え」は古語で赤を意味し、「び」は実のことである。
ヤマブドウはその昔エビカヅラと呼ばれていた。またアオツヅラフジの別名はカミエビである。これらのエビは赤い実のことで、その色から海にいる赤いおいしい生き物がエビと呼ばれるようになった。だからエビ色(葡萄色)といえばワインレッドのことで海老色ではないのだが、混同されている。
話しを戻して、海老の付く植物の続き。エビアマモは花序が海老のように三日月型に反っているからといい、エビガラシダは乾燥して巻き込んだ羽片の様子が海老の殻に似ていることからという。最後はエビガライチゴ、茎や葉柄、萼(がく)に赤紫色の毛が密生する。しかし海老は連想しがたい。その様相は毛ガニである。
※「えび」の付く植物
海老根の仲間:アマミエビネ、キリシマエビネ、タマザキエビネ、エビネ、タカネエビネ、ハノジエビネ、カツウダケエビネ、アサヒエビネ、オオキリシマエビネ、キバナキリシマエビネ、スズフリエビネ、オナガエビネ、ユウヅルエビネ、サクラジマエビネ、リュウキュウエビネ、ナツエビネ、オクシリエビネ、キソエビネ、キエビネ、トクノシマエビネ、サルメンエビネ/海老藻の仲間:エビモ、ササエビモ、ヒロハノエビモ、ナガバエビモ/葡萄蔓の仲間:ケナシエビヅル、シチトウエビヅル、エビヅル、キクバエビヅル/その他:エビアマモ、エビガラシダ、エビガライチゴ
エビガライチゴ 2013.7.13 大阪府岩湧山
ヤマブドウはその昔エビカヅラと呼ばれていた。またアオツヅラフジの別名はカミエビである。これらのエビは赤い実のことで、その色から海にいる赤いおいしい生き物がエビと呼ばれるようになった。だからエビ色(葡萄色)といえばワインレッドのことで海老色ではないのだが、混同されている。
話しを戻して、海老の付く植物の続き。エビアマモは花序が海老のように三日月型に反っているからといい、エビガラシダは乾燥して巻き込んだ羽片の様子が海老の殻に似ていることからという。最後はエビガライチゴ、茎や葉柄、萼(がく)に赤紫色の毛が密生する。しかし海老は連想しがたい。その様相は毛ガニである。
※「えび」の付く植物
海老根の仲間:アマミエビネ、キリシマエビネ、タマザキエビネ、エビネ、タカネエビネ、ハノジエビネ、カツウダケエビネ、アサヒエビネ、オオキリシマエビネ、キバナキリシマエビネ、スズフリエビネ、オナガエビネ、ユウヅルエビネ、サクラジマエビネ、リュウキュウエビネ、ナツエビネ、オクシリエビネ、キソエビネ、キエビネ、トクノシマエビネ、サルメンエビネ/海老藻の仲間:エビモ、ササエビモ、ヒロハノエビモ、ナガバエビモ/葡萄蔓の仲間:ケナシエビヅル、シチトウエビヅル、エビヅル、キクバエビヅル/その他:エビアマモ、エビガラシダ、エビガライチゴ
エビガライチゴ 2013.7.13 大阪府岩湧山
2013-08-05 15:23
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