うつぼ [あ行]
靫(うつぼ)は、矢を入れて持ち歩くための筒状の入れ物。シソ科ウツボグサの仲間とハマウツボ科ハマウツボの仲間に名がある。どちらの仲間もその花穂が太い円筒状で、靫の形に似ている。靫は空穂とも書く。穂は稲穂の穂、空は中がからのことなので、もともと植物の穂に似ているからつけた道具の名前が、植物に帰って来たことになる。魚のウツボも靫に似ているのが名前の由来の一説となっている。となると植物のウツボグサと、魚のウツボが似ていて当然なわけで、ウツボグサの名の由来は魚のウツボに似ているからと思い込んでいる人もいるに違いない。[シソ科:タテヤマウツボグサ、ウツボグサ、ミヤマウツボグサ。ハマウツボ科:シマウツボ、ハマウツボ、シロバナハマウツボ、オカウツボ、ヤセウツボ(帰化)、キヨスミウツボ。]
ヤセウツボ 2013.5.2 神奈川県厚木市相模川
ヤセウツボ 2013.5.2 神奈川県厚木市相模川
2013-05-03 16:01
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0