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つりふね [た行]

   「つりふね」を名乗る植物は、ツリフネソウ科ツリフネソウ(Impatiens)属のツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種、そして、それらの変種あるいは品種のエンシュウツリフネソウ、ウスキツリフネ、コツリフネソウ、シロツリフネの7種がある。
   ツリフネソウの名の由来は、細い花柄にぶらさがって咲くその花の姿を、吊り下げて使うタイプの舟型の花器である「つりふね」に見立てたものである。
   「つりふね」の漢字表記は「吊舟(船)」あるいは「釣舟(船)」で、どちらも和歌や俳句に使われているのだが、どちらかといえば「釣」が多いようである。「釣る」は魚をつる、餌や金で誘惑してつるという意味合いなので、ぶら下げるの意味のつるなら「吊る」ということになるのだが、ことばは理屈ではないようだ。おかげで「つりふね」を魚釣りの人が乗っている釣り船(つりぶね)と勘違いして恥をかくことになる。
キツリフネ20110625和泉市.jpg
キツリフネ 2011.6.25 大阪府和泉市

花器吊舟.JPG
花器「吊舟」

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